「はーい、生まれました。男の子でーす」

慈恵医大青戸病院の事件。
http://www.asahi.com/national/update/0615/TKY200606150156.html


検察側主張による、という手術当日の経過にかなりくだらないことが書いてある。意味のある行はせいぜい4行ぐらい。「針が組織内に入ったまま出てこなくなる」とかあるがその後開腹したなら結局出したわけだ。
まぁ仕方無いだろうけど大分バイアスがかかってるだろうな。別に医師側を弁護するつもりはないが弁護士側の主張も併記して欲しいところ。これじゃ何がなんだか全然分からん。


あと腑に落ちないのがなぜ泌尿器科の医師のみが責任を問われたかということ。主文で出血管理の不適切さを指摘されていたにも関わらず全身管理のプロたる麻酔科医の責任が不問とされたのは何故か。不適切な出血を見逃していたわけだのに。朝日や読売(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060615it04.htm)ではそのことについて触れられているが、日経やTBSのニュースではそのことに触れられていなかった。病院の体制にも問題があるわけだが結局「悪者」の医者を槍玉に挙げて根本的な問題はほとんど認識されずにこのニュースは色褪せるんだろうな。


しかし情報が少なすぎる。もう興味も失せた。おしまい。