タカハシマコ『新装版 女の子は特別教』
- 作者: タカハシマコ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 23人 クリック: 266回
- この商品を含むブログ (67件) を見る
(※注)明示されていませんが18禁です。ソフトですが。
以前の日記に書きましたがアニメイトに店頭ディスプレイに置いてあって、可愛らしい絵が気になって買ってみたら成人向けコミックだったというのが本作者の作品との衝撃的なファーストコンタクトでした。アニメイトは一般・18禁隔てなさすぎデス。あ、でも一般の本屋でも普通に置いてありました。おいおいこの作者の作品はほぼ毎回違う出版社から発行されており、さらに絶版が多いです。本作も2002年に発売された作品の加筆新装版で、前作の表紙はカラーピンナップで収録されています。本作の表紙はぱっと見わかりませんが水のしたたる彼女らの服は透け、さくらんぼ*1が見えています。ですが、分かりづらくそれもあって一般書籍に置かれてしまうのでしょうか。
本作者の作品の特徴はAmazonの某レビューが言い得て妙だったので引用させてもらいます。
ストーリーは相変わらず全ロリコンを鬱に叩き込む冷酷な話。
もっともシリアスな話に限った話ですが。本作に限らず短編ではエロギャグとシリアステイストなものとに大別され、後者はさらに主に恋人・友人・近親間のしっとりとした話とロリコンに関わる話とに分けられるように思います。ロリコンの話では精神的に社会的に弱いお兄さんが少女に依存するものの、むしろその弱さをまざまざと見せつけられ少女にも捨てられるという顛末が多いです。兄弟の話では大概家庭の問題を抱えており兄弟は虐待されています。暗い話が多く絵の可愛さが唯一の救いに思えます。ギャグの話は一転して底抜けに馬鹿で明るいです。
登場する少女らは原則ロリですがエロというよりストーリーやギャグがメインとなるので拒否反応さえ無ければロリコン以外の方にもお薦めします。
なおエロ描写ですがギャグ作品を除き行為に及ぶものは少なく、多少の愛撫に留まります。そういった方面をお求めの場合は他を当たった方が良いでしょう。
*1:某所での乳頭の呼称を採用。