KOTOKO / I've『UZU-MAKI』 / GNCA-1110
- アーティスト: KOTOKO
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/12/13
- メディア: CD
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【評価】★★★★★(5/5)
KOTOKOさんのメジャーアルバム第三弾。
1曲目のみインストで他は全て作詞KOTOKO、作曲はKOTOKO半分ぐらい、編曲をI'veの作曲家陣が担当しています。全13曲中tr.6「月夜の舞踏会」、tr.8「秋爽」、tr.11「being」の3曲はは他のCDと同じ音源です。相変わらず誤植があり歌詞カードでtr.7とtr.8が入れ替わってます。
初回特典は珍しく気に入る出来でした。ライブ』(06.12.01)の時のピエロの元ネタはこのPVだったんですね。発売延期で前後してしまったのでイミネー。メイキングにはKOTOKOさんのコメントが入っています。
tr.1のインストは中沢×高瀬Nakazawatakase名義でイイ感じ*1です。その曲調を保ったままtr.2へ。これはとても良いですね。さすが表題曲。詩には「蠢・殺・鬱・後悔・亀裂・嗚咽・破滅・絶望・安息・臆病・妄想・怒り・ぶち撒く・飛び下りる」ととても魅力的なワードが並んでいてそれだけでも興奮してしまいます。ところが詩の内容はとてもソフトで曲調も比較的柔らかです。脚韻を多用しており、むしろ耳に心地良いです。いずれにせよ良曲だと思います。
tr.9,tr.10,tr.12はKOTOKOさんらしい弱い詩です。どれも素晴らしい。切なくてつい涙してしまいました。
ところでKOTOKOさんは本当に素晴らしい歌手だと思います。それに勝るとも劣らず、毎度作詩が素晴らしいです。某氏が言っていたのですが「KOTOKOは何かしらかのコンプレックスをバネに頑張っているんだろうなぁ」と。あれだけの頑張りとファンサービス、明るさを保つには確かに何かしらの拠り所があるのでしょう。本当に、私が尊敬する方です。ぜひ、幸せになってであって欲しいです。
*1:儂の「良い」はエロゲ音楽アーティストとしてのI'veを彷彿とさせる曲に使います。端的に言うと歌詞および曲調が暴力的・背徳的・絶望的・愛欲的・ダウナーなどのもの。あしからず。