キャリアソフト『ラングリッサーIV(SS版)』

ラングリッサー4 レギュラーパッケージ

【評価】★★★☆☆(3/5)

メガドライブから続くロングランのファンタジー戦略シミュレーションゲームです。

ようやく全クリ(隠し最強面除く全ルートクリア、全恋愛ルートクリア)。ラスト2面だけ残していたのをふと思い出して終えました。長かった…総プレイ時間は200時間弱ぐらい。サターンが初代機のせいか読み込みが遅かったのとダメージ計算にランダム性が強かったのが長くかかった原因かと。味方が撤退するとリスクが大きいですかんね。戦略の見直しの連続。

ラングリッサーIIIはやってないので前回やったのはSFCのデア ラングリッサー。そこから比較するとゲームシステムの勝手が違っていて戸惑いました*1。

まず何より指揮官と部隊のターンが同期していないこと。下手すると部隊が置いてけぼりになってしまいます。このゲーム、指揮官の指揮圏内じゃないと部隊がごっつぅ弱くなるのでうかつに指揮官が動けません。(>_<)

次に弓兵が飛兵に対するアドバンテージを失ったこと。このため移動に地形制限が無く移動性能抜群な飛兵がほぼ最強と化しています。元々ドラゴン好きなせいもあって終始飛兵多めだったのでその点では楽ちんでした。逆にとことん使えなかったのは騎兵。今作屋内面が多く騎兵の移動性能ガタ落ち(移動距離半分)です。前作がどうだったか忘れてしまいましたが水兵は案外使えました。水の無いマップだとアドバンテージが無いですが通常水兵は陸でも高い機動性を誇るので水を渡れない騎兵に比べれば断然役に立ちます。ユニットは飛兵と水兵と弓兵(と防御力が高い槍兵)だけで事足りるため折角の三すくみ*2のシステムはほぼ無意味に終わりました。

ああ、あと忘れてはいけないのは女の子が攻略できるようになったこと。(ぉ
ゲーム開始直後から「お兄ちゃん」と言われてこれは一体どこのギャルゲかと思いましたヨ。ちなみにお兄ちゃんゲーとしては首尾一貫していて良作かと。(ﾅﾆｦｲｯﾃｲﾙ　だが儂はシリーズ通して代々男勝りな姫様スキーなのでしっかりとアンジェリナ萌えしましたよぅ。(ﾅﾆｦry　これまた代々姫様は竜騎士になれるので同じく竜騎士にした主人公と脳内で空中散歩デートですよ。ぐぇへへへ。(ﾅry

定番の超兄貴ネタはデアに比べ多かったです。てか兄貴汁多すぎ。ちなみに今回は股間からビーム(ブラスト)は出ません。残念（´・ω・`）

PCでCD読み込むとある開発日記にある通り、開発がぎりぎりだったようで気になるバグがちらほら。毎回装備し直さないと効果が発揮されないアイテム等、装備品関連が目立ったような気がしまふ。

戦略シミュレーションだけにこのゲームの楽しみは戦闘シーンですがシナリオもそこそこです。今作もルート分岐があるので全部やると結構なボリュームです。恋愛要素は正直微妙。いや、アンジェリナ(姫)とレイチェル(妹)は属性的にも内容的にもおっけーなんだが他がへーちょ。あとリスティル以外の一枚絵がへたれてます。本当にうるし原さんが描いたのかと思うぐらい。あと気になるバグがちらほら。

総合的にはまぁ良かったんじゃないかと。もうちょいスムーズにプレイできれば文句無しなんですが。時間掛かりすぎるのでIIIとVをやるのは当分先かなぁ。

*1:システムの大幅変更はラングリッサーIIIからみたいです。

*2:歩兵は槍兵に強く、槍兵は騎兵に強く、騎兵は歩兵に強いというもの。