日日日『アンダカの怪造学I』

【評価】★★★☆☆(3/5)

限りなく遠い隣の異世界アンダカから怪生物を召喚する《怪造学》が一般的となった時代。怪造生物と共存できる世界を夢見る少女、空井伊依と愛すべき怪造生物たちが織りなすミラクル・モンスター・ストーリー、開幕!

作者がちょいと気になっていたので数ある著作の中から適当に選んで読んでみました。
とても読みやすかったです。
登場人物は誰も名前から外見、振る舞いまでが奇抜なのですが、その反面で思考や行動は逸脱しておらず人間味があるためこちらの思考の流れにぶつかることが無くすらすらと読んでいくことができました。
世界設定、話の流れもシンプルでとにかく読むことに主眼が置かれているように感じます。


読みやすさに重点を置くと中身が希薄になりがちですが、この作品では若干軽いかなと思う程度で比較的よくバランスが取れているんじゃないでしょうか。
ライトノベルとして良作だと思います。